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サブウーハーのポップ音対策

サブウーハーの電源はトランス式のACアダプタ(16V700mA)を使っているが,無音時の60Hzハム音が気になるので,ハードオフでPC用のスイッチング電源(15V3A,18V5A)を購入して替えてみたらハム音は無くなった

しかし何故か音量が上がってしまったので調整しようと半固定VRを触ったらサブウーハーの音が出なくなってしまった

仕方がないので分解して調査したところ,すったもんだで嵌ってしまい半田し直しまでやってみたが駄目で,最終的にはオペアンプのソケット接触が悪いことだったことが判明し解決したので良し

で,分解ついでにもう一つ気になっていたポップ音対策を行った

方式

アンプにはミュート機能があるので利用することにする

AP3015D_02.jpg

AGNDはGNDと直結だったのでSDをプルダウンする回路を追加すれば良さそうだが,ここはリレーを使うことにして回路を検討

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  • AGNDとSDのショートはC接点リレーのNCを利用
  • 電源ON時のリレー動作の遅延は,RV1経由によるC3の充電(電圧上昇)待ちを使い2N7000を制御
  • 調整のため最終的にRV1はVRにしているが,100kΩで試したところC3が22μFで約2秒でリレーが動作
  • 電源OFF時はリレーが即時切れミュートされる
  • 電源OFF後,C3の放電前に電源ONすると期待した遅延が起きないが気を付ければ良いだろう

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仕様上問題ない2N7000を選択して試行していたが正常に動作しなくて2SK4017に変更している(実は使用した2N7000は不良品だった)

実装

プリアンプ基板にはもう空きがなくて載らないので別基板にしてピンソケットで繋いだ

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分離できるので別の基板で使用したり確認することもできるだろう

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組み込み

狭いところにギリギリ入っている

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アンプ用12V電源の改造での失敗

  • 2025/03/11 20:10
  • カテゴリー:電源

現在メインスピーカーに安価な5Vアンプを使っているが,電源を共通にするためアンプ用12V電源に5V出力(USB-A)を設けた

追加分の設置に合わせて電圧表示やSWの配置を変更

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12V->5V化には簡単にDAISOのUSBシガー充電器を利用(中身は既に使った後なので袋だけ)

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中身の基板を取り出して固定用基板に載せ,少しでも平滑化されるよう出力段に2200μFのケミコンを追加

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と,ここまでは良かったのだが,出来上がったので接続したところ音が出力されず焼ける匂いが・・・やってしまった

5V出力用のLEDが正常に点灯していたので問題ないと思い出力電圧の確認を怠ってしまった

接続ミスで12Vが出力されていてアンプのICが無残にも燃えたようだ

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アンプはエンクロージャー内に設置していたので,開いてみたら火事にならなくて良かったと思うくらい煙が充満していた

(教訓)接続前に電圧確認は必ず計測すること

電源の方の接続ミスは修正しアンプは交換して正常に動作している

コンパクトサブウーハーの調整

最小サイズのウーハースピーカーユニットを使用してサブウーハーを作製(以下は最終イメージ)

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しかし口径が小さいためか音が小さい(音圧不足)

音量を上げれば多少は上がるが劇的に改善されることはない

つまりのところ低音は空気を揺らす(伝える)回数が少ないため口径が音圧に大きく左右されるわけだ

ユニット自体はかなり低い周波数から揺れているので,エンクロージャーをしっかり設計(例えば内容積を増やし振動させる)すれば効果もあるだろう

だが今回はサイズを抑えながらエンクロージャーを工夫することにした

ユニットを内部へ移動

コーンを直接外部に露出させても口径の小さいユニットのため音圧は上がらないので,エンクロージャー内部に移動してホーン効果に期待してみた

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バッフルの穴はそのままにしていて,若干は改善したので暫く運用

バッフルの穴を塞ぎバスレフを調整

バッフルの穴を裏側から塞ぐ

そのためバッフル板の厚み分の空洞があり,バックホーンの圧が通り前のバスレフポートに入る

バスレフはφ18㎜(外)φ16㎜(内),長さ50㎜(内部40㎜)となった(3DプリンタでPLA印刷)

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ユニット位置を下げた位置も試聴してみた

この場合バックホーンは密閉となる

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結果,最初(上の方)の位置のほうが良いようだ

試聴

組み合わせた2.1CHのスピーカーは「Amazonで購入した¥290のスピーカー」を使用

最初は150Hz位でクロスオーバーがあったが気にならない位になっている

ノイズが入っているが雨の音である(意外と感度の良いマイクだった)

(2.1CHで20~200Hz)

注)Audioは16bitPCMをAACで圧縮

(曲)

注)Audioは16bitPCMをAACで圧縮

2.1chスピーカー用のサブウーハーの作製

前に「長岡式マトリックススピーカー」なる物を作製しようと材料を集め,木材を加工したところで設計ミスがあり挫折したことがある

その際,NFJから購入したスピーカーの中に,ついでに購入しておいたコンパクトなウーハースピーカーユニットがあり,GoogleTVの低音域が弱いのでこれを使って2.1chスピーカーシステムを作製することにした

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【製品仕様】
形式:ウーハー
振動板材質:パルプコーン
エッジ材質:ゴム
マグネット:フェライトマグネット
インピーダンス:8Ω
入力(定格/最大):20W/40W
ユニット口径(エッジ部含むコーン径):2.5インチ(60mm)
バッフル開口径:66mm
センターキャップ径:46mm コーンケーブタイプ
ネジ穴:ネジピッチ(対角直径)74mm/ネジ穴径約4.2mm
サイズ:約70mm×70mm×37mm
重量:約260g

サブウーハープリアンプ

フィルターとも呼ぶのかな?サブウーハーのスピーカーは1個で済むので左右をミキシングしてLPFを通すことになる

回路はネット検索で参考にしながら組んでみた

ss20250223_01.png

  • U1AのオペアンプでLRのMIXとゲインアップ,C6により1次LPFとして働き10.26kHzでカット
  • U1Bのオペアンプが多重帰還型LPFで90Hzがカットオフ周波数となる(R8を2kにすれば116Hzだったのでちょっとミスったか)

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アンプはAmazonで購入した安価な30Wハイパワーアンプモジュールを使い音出力の確認

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必要電力は無音で28mA,FMラジオでで56mA,少し強い低音が入ると瞬間300mA位まで流れる(音量にもよると思う)

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動作確認できたのでアンプモジュール込みで基板に載せた(なかなか良い仕上がり)

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オペアンプは丸ピンソケットを使い交換可能にしてある

アンプモジュールもピンソケットにして取り外し可

エンクロージャー

スピーカーを下向きにした構造でDAISOの木材を使って組み立てる

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バッフル部は合板で周囲は檜を使う(上下と裏は別の不明の木板)

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塗装なしで暫く使ってみた

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YouTubeにあるスイープ信号や低音域チェック用音源などを利用

塗装後

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木目が良い感じなのでクリアー塗装でも良かったかもしれないが,音の受けとなる脚部を黒にしたため合うように上部も塗装

エンクロージャーの内部構成

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ユニット部の空間を変更できるように敷居を付けてみた

壁が無い方が低音域が良くでている感じがする(スイープでは50Hzから再生されている)

おまけ

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サブウーハープリアンプのチェックの際,DAISOのスピーカーをステレオではなく,モノラルで左が通常,右がサブウーハープリアンプを通した構成で試聴してみたところ低域も良い感じになったのでもう1台作っておいても使い道がありそうだと思ってしまった

ただ音量に注意しないと低音用スピーカーは破壊させそうである

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