低抵抗測定器
低抵抗を測定するのに毎回測定準備するのが手間なので簡単に測定できるようにしておきたいと思っていた
そこで何か良さそう例はないか調べた結果,こちらの簡易低抵抗測定器を参考にして実験することにした
ただしマイコンはAVRを使うしパーツも同じではないので全く同じというわけではない
回路図
対象となる低抵抗に定電流を流し降下電圧を計測,回路構成は定電流回路と低電圧測定回路となる
定電流は80~100mA位とし,Max.100mAのLM317Pを使用,手持ちの金属被膜抵抗で27Ω並列で13.5Ωにして92.6mAにする
(追加):(LM317:定電流)=(out-adj間:1.25V)÷ (out-adj間)RΩ(こちらに特性評価あり)
低電圧測定は定番のLM358を使って101倍(Max.0.26Ω)と11倍(Max.2.58Ω)へ増幅(2レンジ切替)してADCで計測する
定電流は計算上93mA(92.6mA)のところ実測で93.4mA
ブレッドボードで測定試験
左上=抵抗値,右上=抵抗の降下電圧,左下=バージョン,右下=0Ω調整値(※)
(※)測定端子を短絡させ測定するとオペアンプのオフセット電圧を含む0Ω調整値になる
ブレッドボード上では僅かな揺れでピンの接触抵抗が変化するため計測値が安定しない
改良すべき点
- 定電流回路と低電圧測定回路で単独電源にして4端子法の測定回路にする
- ミノムシクリップでは扱い難いのでケルビンクリップを使う(自作している方を参考にするかクリップを購入)
- 定電流を100mAになるように調整可能にする
- 基準電圧や抵抗など気温によって影響する部分がある(調整可能か?)
- ADCの精度が悪いので補正が必要