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NanoVNAを購入してアンテナのチェック

先にQFHアンテナを作製する際,アンテナの調整が必要かと思い(本来は高価なディップメーターやアンテナアナライザーが必要な訳だが)なんらかの方法で調整できないものかネットを模索していたところ「NanoVNA」なるものを見つけた

「NanoVNA」は10K以下の価格で購入できアンテナアナライザーとして十分使える物であると無線家の間では高評価を得ている装置ある(まったく認知していなかった)

装置の設計は日本人でオープン化されており,それを中華が製品化しているらしい(中華製なので安価なのか)

Amazonでも売られていいるが,ほとんど中華製ってこともありAliExpressで購入したほうが安いかなと考え,Amazonでも最新と思われる製品を購入した

珍しいことに1Wで届いたのだがやってきたのは売り場ページでの写真のものと違う(ケースが古い)NenoVNAであった

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板ケースなので横が開いている(最新ではボックスのケースになっている)

悔しいのでクレームを入れショップに納得させた上で最低の評価をして(売り場ページ写真の物と異なるので返品は可能だったが)製品は受け取ることにした

Amazonの同等品価格より2K以下だったことと中身がシールド付きのバージョンだったので返品するのが面倒だった

ケース

しかしこのままのケースでは下手するとショートしてしまうのでケースを3Dプリンタで作ることにしてSTLデータはThingiverseにてNanoVNAで検索する

最初PETGで印刷してみたのだが,この手のフレームのようなケースは印刷設定が良くないのか上手くできないようなのでPLAで印刷し直した

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左がPLA,右がPETGでどうしても細かいところに溜まりができ綺麗にできないし反りも入る

そして,この印刷したケースはバッテリーのソケットが邪魔をして使えないため結局はボツ

IMG_20211024_152045.jpg

バッテリーのソケットが外に曲げられて付けられている

理由は下にある(表面実装)D2(バッテリー残量表示用の接続ダイオード)があるためで,ソケットの位置を真っすぐにしようとしたらD2が取れてしまった

このD2は最初のバージョンではバッテリー残量表示が無かったため回路および基板のパターンはあったが実装されてなかったそうだ(参考

小さい物で取れてどこかへ行ってしまった物はしかたないので手持ちのショットキーバリアを付けて補修した

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ケースもソケットが曲がった位置でも問題ない物があったので再度印刷して取付け

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PLAも特有の垂れがあり削らないと入らない部分もあった

アンテナアナライザー

NanoVNAは対象に高周波を入力して反射係数・伝送係数を測定する測定器なのでアンテナの調整を行うためにはアンテナ用の設定を行う必要がある

NanoVNA User Guide

NanoVNAをアンテナアナライザとして設定する

を,参考にしてアンテナアナライザで使うための設定を行った

トレース0: CH0 REACTANCE 目盛り:25Ω
トレース1: CH0 VSWR 目盛り:0.5
トレース2: CH0 SMITH
トレース3: CH0 RESISTANCE 目盛り:25Ω

手順はリアクタンスが0に近いSWR値,レジスタンスを確認して調整となる

キャリブレーションしておかないと正確な計測ができないため,これからしばらく使いそうな周波数でキャリブレーションしてSaveした(0:1~30MHz,1:70~150MHz)

IMG_20211027_174730.jpg

QFHアンテナをチェックしてみたところ134MHz付近で同調していたので良しとする

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