エントリー

改良マグネチックループアンテナが完成

改良したマグネチックループアンテナのアルミパイプ版が完成(もう1つの版はトロイダルコアが必要で材料待ちとなっている)

IMG_20230509_174012.jpg

今回は理解と性能改善のため主に以下のサイトを参考にさせてもらった

(情報サイトは,マグネチックループアンテナ,MLA,スモールループアンテナ,微小ループアンテナで検索可能)

形状

アルミパイプ版として以下の形状になるように設計

SS20230508_001.png

メインループは(既に作製済の)15㎜アルミパイプで直径が約640〜660㎜,給電ループはS4CFBで直径140㎜のファラデーループにした(シールド結合)

IMG_20230506_150415.jpgIMG_20230506_182016.jpg

骨組みは下方にボックスを置き,メインループの開放側を固定

IMG_20230506_204502.jpg

柱として垂直にVE菅を設置

VE菅は上部をアルミパイプに接続し易いよう削り,上部から140㎜の位置にケーブルを通す開口を作る

IMG_20230507_112313.jpgIMG_20230507_112444.jpg

下方設置のボックスにVE菅を結合,給電ケーブルをVE菅を通しボックス内へ

IMG_20230507_112633.jpgIMG_20230507_112642.jpgIMG_20230507_112650.jpg

ボックスにSMAメス端子を付け,給電ケーブルと結線

IMG_20230507_140607.jpg

調整①

形状の設計変更がありうるので,まずはこの時点で調整

メインループのインダクタンスを測定

IMG_20230507_164453.jpg

5~6μHとなったが,この計測器(DM6243)の10μH以下は信用できないことが判っている(こちら

なので自作Lメーターで確認すると1.4μFであった(誤差はあると思うが1.4μFで進めていく)

IMG_20230507_164302.jpg

測定したインダクタンス値で同調周波数を算出するとC(キャパシタンス)は以下のとおり

SS20230508_004.png

つまり7MHzを受信するとしたら369pFのコンデンサをアルミパイプの開放側に接続すれば良いことになる

同調周波数の変化を確認するため,バリコン(Qは悪いがポリバリ使用)を接続してNanoVNAで確認

IMG_20230507_212130.jpg

ところがバリコンを回してもまったくNanoVNAの画面は420MHz付近の同調から変化しない・・・コンデンサ(1000pF,470pF,220pF等)を直接接続しても変化はなかった

NanoVNAでは測定できない?のかとも考えたがYouTubeで調整している動画があったので問題ないようだ

実際に受信してみるとFMのみが良好ともいえない形で聴こえる程度だったので失敗を実感

再度,参考にしたサイトを見直して対策を練った結果

  • 給電ループを単線にする → ファラデーループは調整が困難,非シールドもシールドと大差ない
  • 給電ループを大きくする → メインループの1/5が基本のようだがSWRが下がらないため1/3にしたとの情報
修正

給電ループをIV線に(別件で使用しようとしていた8sqがあったので)変更しメインループの1/3となる直径220㎜(全長700㎜)にする → 線が高価で余分など無いので駄目なら短くする方向でやっている後でS4CFBを単線のように使えば良かったかと・・・

新たに上部から220㎜の位置にケーブルを通す開口を作る

IMG_20230508_121655.jpgIMG_20230508_122940.jpg

給電ケーブルはRG174を接続

調整②

今後はバリコンでNanoVNAの画面が変化した(万歳)→ 後でビデオ撮り

IMG_20230508_125751.jpg

上はバリコン+コンデンサで7MHzに合わせた画像で,メインループを直結した場合は以下のような感じになる(単位はMHz)

IMG_20230509_143945.jpg

ここで逆計測,数値が判明しているコンデンサを接続して同調周波数をNanoVNAで確認してメインループのインダクタンスを割り出す

SS20230508_002.png

約1.65μHとなった

この数値で再度同調周波数をバリコンで操作できる範囲を確認

SS20230508_003.png

3.5MHz~30MHzの範囲をカバーするキャパシタンスを考える(1000pF,220pF,47pF,10pFを選択)

実際に受信してみると部屋内中心アンテナ設置で7MHzのアマチュア無線が受信できたので問題ないだろう

IMG_20230508_203603.jpg

最終加工

全体構成のメドが立ったので最後の加工を行う

調整用のバリコンとしてボックス外から操作可能に設置,補正用コンデンサは付け替えできるようにした

IMG_20230508_203615.jpgIMG_20230508_151954.jpg

バリコンは13~156pFと5~49pFの切り替えSW付

コンデンサはピンソケット化(3並列まで)

IMG_20230509_132806.jpg

ボックスはめくら版を付けて完了

IMG_20230508_204007.jpg

周波数調整映像

5~49pFモードでの調整画像(現状SWRはあんまり下がらない)

(NanoVNA,Center7MHz,Span500kHz)

反省点
  • メインループの浮遊容量を考えていなかった
追加(2023.5.13)

室内であるが使ってみて結構良く聞こえるので,バンド切替を簡単にできるようにロータリースイッチを設けることにした

手持ちが2回路6接点のロータリースイッチだったので6バンドの切り替えとして補正用コンデンサを調整

WS20230515_001.png

①中波(1070kHz)②3.5MHz(3440-2640kHz)③3.8MHz(3740-4010kHz)④7MHz(5980-7240kHz)⑤7.2-10MHz ⑥10MHz-30MHz

とした

コンデンサはロータリースイッチにダイレクトに接続して空中配線

IMG_20230513_195456.jpg

良い具合に空いた場所がありロータリースイッチを設置

IMG_20230513_200207.jpg

正面から

IMG_20230513_200343.jpg

判り易いようにバンドを記載して受信

IMG_20230513_210454.jpg

アマチュア無線のコンテスト中(HF)だったので7MHzは賑やかだった(3.5MHzのCWもFB)

屋根のペンキ塗り完了

  • 2023/05/04 19:27
  • カテゴリー:DIY

天候が数日間晴れの見込みであった5月1日から屋根のペンキ塗りに着手

快晴であったため日差しが強く暑くて倒れそうにもなったが完了

(Before)

IMG_20230501_110156.jpg

(After)

IMG_20230504_170008.jpg

使用したペンキは「ニッペ 油性塗料 高耐久シリコントタン屋根用」

熱を反射してほしかったのでグレーにした

paint.jpg

面積見積が約20坪(66㎡)を,7kgで塗れた(1回+少々塗り)

2回塗りだと不足すると思われるが1回塗り(不足と思われた部分のみの2回塗り)で問題なし

原液では塗りにくいのでうすめ液を5~10%程追加

thin.jpg

乾燥して直ぐどろどろになるのでこまめに追加することになる

IMG_20230504_165922.jpg

専門職ではないのでムラもあるが良い感じに仕上がったと思う

これで太陽電池を設置していけるかな

桜(ソメイヨシノ)の伐採を検討

  • 2023/05/02 11:14
  • カテゴリー:園芸

ソメイヨシノは大きくなると面倒なことが起きるので処理できなくなる大きさの前に伐採することにした

そこそこ広い場所に植えたのだが十数年もすると巨大化して危険なので伐採して別の桜(庭桜など)にしようかと思う

現在は然程大きいわけでもないので,まずは小型化させて成長をみて秋か来年の春に散ったあと伐採予定にする

IMG_20230502_110855.jpg

大幅に枝刈りを行った

IMG_20230502_110916.jpg

枝垂れ桜はそのまま

マグネチックループアンテナの改良(計画)

簡単な割に使えるマグネチックループアンテナが破損しているので改良を含めた再構築を検討

IMG_20230423_160207.jpg

同軸を整えるフラループ部はビニールテープで保護していたので大丈夫だが,タッパーは紫外線で風化して破損

IMG_20230423_160215.jpgIMG_20230423_160313.jpg

いろんな要素を含めて実験して作製してみようと計画

現状の改良(固定用)

エレメントをIV線にしてトロイダルコアでカップリング

ループを直径1m位にしたいので電材を用いてループを作ってみようかと思う

IMG_20230422_191604.jpg

(追加した材料)

IMG_20230429_125128.jpg

新規(固定・移動用)

新規に考えているのがメインループ+可変コンデンサと給電ループの構成

(メインループ)

2mのアルミパイプ(15㎜が曲げるのに手ごろだったのでチョイス)

IMG_20230423_140839.jpg

中に砂を入れて曲げる

IMG_20230423_142314.jpgIMG_20230423_143612.jpg

端あたりを曲げるのが大変で端に棒(合うのを作る)を突っ込んで曲げれば楽になるようだ

拙者は脚を使って何とか曲げてみた

IMG_20230423_144557.jpgIMG_20230423_145946.jpg

(可変コンデンサ)

2本のアルミパイプで構成しモーターで可変

IMG_20230429_125032.jpg

内側に,

・塩ビ管16φが入るアルミパイプ15

・VE菅16φが入るアルミパイプ16

のどちらかを使い

外側にアルミパイプ25を使う

モーターの制御にはAVRを使うが通信はNFR24を使用予定

IMG_20230502_115745.jpg

(給電ループ)

単線もしくは同軸(を試行してみる)

ユーティリティ

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着コメント

Re:SDRplay社RSP1クローンを購入
2025/05/25 from 匿名希望
Re:Mozilla FirefoxではNHKプラスを再生できない件
2025/05/09 from Donabeyaki
Re:ATS-25を作製する
2025/03/23 from kazu
Re:ATS-25を作製する
2025/03/22 from admin
Re:ATS-25を作製する
2025/03/22 from kazu

過去ログ

Feed