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NOAA受信システムを室外で運用するためコツコツ進めてきたが，寒くて内作ばかりやっていてようやく最後の制御ボードが完成

制御ボードは上記の位置付けになり仕様は次のとおり

• ソーラー電源から電力を入力
• 筐体内の温度をFANで調整（１２V）
• NOAA受信システムへ電力出力（５V），電源ON/OFF制御（※）
• バッテリー電圧を取得しサーバへ通知

（※）試用運用で稀にシステムダウンすることがあったので遠隔操作で復旧するため実装

ハードウェア

基本部分が「な！百葉箱」と同じだったので，余っていたV1の基盤を流用（以下の右側を追加）

回路は再検討している

• PINE64は電源およびリセット回路があるのでFETで制御できると試行してみたが動作不安定だったので元電源を電磁リレーで制御（通常ONなのでB接点）

ソフトウェア（スケッチ）

電圧と温度を取得するだけでなくFAN，電源を制御するためESP8266をWebサーバ化することになる

しかしサーバ仕様とすると消費電力が大きいので必要時のみサーバ化するようにした

つまり通常時はクライアントモードになり超低消費である「Deep-Sleep」で作っていたが，「Deep-Sleep」はリセットと同じとなるため状態継続が面倒なので，今回は「Light-Sleep」を使い合間に「Deep-Sleep」でリセット動作させる方式にした（通常は，ほとんど１ｍA以下で動作）

（スケッチ）（TAB4，SJISにしている）

ソフトウェア（コントロール）

いつものとおり単純にPHP＋DBで構成

（画面１）通常はバッテリー電圧をグラフ表示

（画面２）制御が必要があればメンテナンスモードを選択（途中で中止も可能にした）

（画面３）最長10分以内でメンテナンスモードになる

ハードウェアチェック機能と状態表示，電源OFFが実行できる

（画面４）状態表示

（画面５）電源リセット（OFF／ON）

（画面６）メンテナンスモード終了

最終確認

バッテリーを接続して機能確認と電力確認完了

RTL2832

NOAAの受信画像が悪いのがチューナーの異常かもしれなかったので，再度AliexpressからRTL2832を購入していたら１Wで届いた

店が良かったのか￥2,081×２で2023/2/17注文で2/24に届く（驚き！）

まずは中身を確認

基板上は問題なさそうなので簡単にHDSDRで受信確認

貧弱なアンテナなので感度はそこそこだが問題なし

NOAA受信でチューナーの問題はなかったので購入した分は予備品となるが，勿体ないのでUSB電源の問題を解決させダブルチューナーを検討してみるか

周波数カウンタ

数日後に意外に評価が高い周波数カウンタが面白そうなので購入したのが届いた

こちらは￥1,787で2023/2/7注文で2/26に届く（普通）

2/28現在，まだ未評価

カルマン渦とは「渦状の雲」だそうだ（詳細はこちら）

早速，NOAAに映っているか確認してみると・・・

（画像は，2023.2.25 NOAA18 10:26:44～10:42:27 HVCT）

映っていた

忘れないようにするため更新記録を登録

以下をcronにて実行させる

• システム安定化のため月２回リセット
• 省電力化のため夜間システム停止

20 0 1,15 * * /sbin/reboot
30 0 * * * /sbin/rtcwake -m mem -l -t $(date +%s -d '6:00')

現在受信システムを外部設置に向けて構築中

（2023.3.5 追加）

• 月～金の昼間も停止させる

20 12 * * 1-5 /sbin/rtcwake -m mem -l -t $(date +%s -d '17:40')