網戸の補修
網戸の開閉動作にガタつきがあり,網戸が外れる事ものあるため修理する
原因は網戸の外れ止め部品の破損で購入すると,そこそこの価格がするのと型番が不明だったので3Dプリンタで印刷して対応
(左)赤枠の部分の部品で(右)サッシを挟み込む部分が破損
形状はネットで部品を観て,サイズは実物から割り出していつものFreeCADで作製
縦の切り込みが少なく網戸がレールに乗らないなどの設計ミスを修正
上手い具合に動作している
3Dプリンタの問題
簡単に補修が終わったようにみえるが,実は3Dプリンタの印刷で問題が発生している
(フィラメント詰まり)
1つは重大なフィラメント詰まりで,これまでも印刷を繰り返していると大体1年位で発生していて,解決にはヒートブレイク,ヒートブロック,ノズルを交換していた
ところが今回は交換して然程使用していないのにかかわらず詰まることになる
交換は繊細な作業も伴い時間も費やすので改善できないかと,どこでどのように詰まるのか調査してみたところ,ヒートブレイクに入ってきたフィラメントが溶けないでいることが判明
以下のヒートブレイクの上の凹んだ部分で本来は溶けるところ溶けないで詰まる(以下はターボライターで温めて溶かして取った後)
ヒートブロックの温度を200℃から280℃に上げても駄目なので熱が伝わっていない?かと思われる
安物のバイメタルヒートブレイクなので寿命が短いのかもしれない・・・と思いながら新品交換して3回程印刷後,また詰まってしまった
ここでフィラメントの問題もあるかもしれないとも考えたが,昔のヒートブレイクに交換したところ問題が解消
4年間保管しても駄目になるのだろうか?(4年前)
(ダマだらけ)
これは昔のヒートブレイクへ交換する前の物で,溶けたフィラメントが玉になってしまっていた
対策としてCura設定を,
- 速度:印刷100→120
- 引き戻り:3.0→4.0→5.0
- 冷却ファン速度:33%→50%
として印刷確認したところ改善は見られたが途中でフィラメントが詰まってしまって調整できず
昔のヒートブレイクへ交換した後は上記設定で問題なしとなりとりあえずは良し
品質確認を含め,他の網戸も交換できるよう複数印刷してまずは終了
結論
実際は綺麗に印刷出来ていたものが不良になっているのでフィラメントの問題である可能性が高い
フィラメントに関しては乾燥剤を新しい物に交換したので様子をみる
今年は猛暑だったのもあり室内のフィラメントケース内は40℃近くなっていたことが影響していたなら冷蔵庫保管とかしないと対処は厳しいかな
現在,不足してしまった,ヒートブレイク,ヒートブロックを調達中(Amazonであるが中華出荷のためか2~3W程かかる)