格安オシロスコープでデサルフェータを計測
車載中のデサルフェータ2号機を外して格安オシロスコープで計測してみた
計測イメージはオシロのソフトの機能で出力したもの
ただし出力は単にデスクトップ全体イメージだったのでトリミングした
555の6ピンと3ピン(出力)
ON時間は約15μsである
バッテリー接続部
パルスの立ち上がりは約0.2μs、リンギングの収束が約0.5μsである
格安オシロスコープでリンギングが確認できてほっとした
で、最大電圧が低いかなっと思うので調整かな
日々の生活を好き勝手につづったブログ(My blog is written by inoshita.jp)
車載中のデサルフェータ2号機を外して格安オシロスコープで計測してみた
計測イメージはオシロのソフトの機能で出力したもの
ただし出力は単にデスクトップ全体イメージだったのでトリミングした
ON時間は約15μsである
パルスの立ち上がりは約0.2μs、リンギングの収束が約0.5μsである
格安オシロスコープでリンギングが確認できてほっとした
で、最大電圧が低いかなっと思うので調整かな
タイトルのとおり「格安オシロスコープ」でググってみたら1万円以下のPCオシロ(USB接続)を2つ発見
HANTEK 6022BE |
|
チャンネル:2チャンネル 帯域幅:20MHzの(-3dB) 自動カーソルのトラッキング測定 |
最安値¥7,280 |
サインスマート DDS-120 |
|
チャンネル:2チャンネル サンプリングレート50M 帯域幅:20MHz 薦めの入力値: 1 ~ 15M hz 10 倍電圧プロテクション 10kV ESD プロテクション 1K HZ 方形波出力 |
最安値¥8,500 |
仕様はどちらも同じようなもので、この際1つ買ってみるかと2つを比べるため評価をチェック
結果DDS-120を購入することにした
決め手はソフトウェアをDLして起動してみてDDS-120のほうが気に入ったからとACとDCカップリングがサポートされていたこと(6022BEはDCカップリングしかない)、またアマゾンのカスタマレビューが多かったこともある(評価もまあまあ)
ただ中華でHANTEKは有名らしく世界では6022BE評価のほうが多いようだ(多いだけ高いかどうか知らない)
物は在庫があったためかアマゾンで8日夜に注文して10日夜に届いた
早速開けてみると、むむ!
QCマークが・・・でも日付も担当者も記載されていない
中身は本体とプローブなどの付属品の2段となっていた
本体、ゴム足が付いてないので後で付けよう
プローブは2本
P6060の型番が付いていたので60MHzのようだ(秋月価格¥1,100と同等品?)
USBケーブルはしっかりしたものが付いていた
クイックガイドとソフトウェアCD(8cm)、他にUsersManualもあった、全部英語
ドライバは手動にて32bit版をインストール(警告はでる)、ソフトウェアは最新(V1.2だった)をダウンロードして解凍すれば実行可能
マニュアルではXP~8が対象となっており、CDにはドライバXP/7(32bit)と7(64bit)が準備されている(8は必要ないと書かれたファイルがあった)
No driver is needed on Windows 8.
The device would be installed automatically.
1ch動作を確認、1KHzの方形波を表示しプローブのトリマで調整してみたが変化なし
2ch動作を確認
古いノートPCがあるのでPCオシロ専用機として使うことにした
ドライバは手動にてXP版をインストール(こちらは専用なので警告はなし)
画面が1024×768なため狭いがとりあえずは使えそうだ
(追加)
CDに入っていたソフトウェアの方が新しかった(Ver1.3)
メニュが増えている
デサルフェーター2号機20KHz版でポータブルバッテリに接続、しばらく放置したが回復するどころかバッテリ電圧は下がってしまい止めた
このポータブルバッテリは外観チェックは特に異常はないので、いったいどの部分が劣化したのか判らない
デサルフェーター2号機は置いておいても勿体ないので常時車載することにした
そのために追加として、
①常時稼動ではなくエンジンON時稼動とする
②ケースに入れる
を、検討
①は回路にエンジンON時の電圧チェックとしてツェナーを入れればよい(ようだ)
エンジンOFF/ON時の電圧(バッテリ端子計測)、12.34/14.60Vだったので13.5あたりをしきい値になるように12Vのツェナーを入れてダイオードで調整しようとしたが美味くいかない
原因はCMOSの555のせいで、低電圧で動作してしまうのがネックになっていた(ダイオードだとゲタが沢山いる)
結果12V+3Vのツェナーで14VしきいでON/OFFになることをブレッドで確認して組み込み
ボードはひとまず完成
②のケースは前のデサルからの長い期間懸案事項で探した(100円ショップいった時は時間制限まで ← 100¥ショップは最長1時間と決めてある、そうしないと延々と居てしまう)
今回は結果タッパー(前回はペン立て)を利用することにした
実はこのタッパーは秋月Cタイプ基板(72×48)では4辺を少し削らないと収まらない
今回は車載であり最終的にシリコーンで固めてしまうつもりだったので4辺の取り付け穴が必要でなく削り取って入れた
と言っておきながら、まだ調整するかもしれないので、基板内側に穴を開けでビス止めw
蓋をした状態、判り難いかな?これ上下逆なのだ(形的にそのままだと美しくないから普通で言う蓋が下で基板を固定)
尚、このタッパーはレンジでも使えるから熱のある環境だと強い味方のケースである(と信じている)
(追記)
後日、車載し運用開始(まだ試行段階かな)
前回版デサルフェーターでは12KHzで稼動させると発熱が半端でないことで高クロック化できなかった
そのためではないと思うがポータブルバッテリには効果がなかったので高クロックでどうなるか試してみたい
そこでこちらで紹介されている555タイマの制御方法ならばON時間を短く調整でき発熱を抑えられるのではないと思い2号機を製作することにした
先ずはクロックを20KHzで試してみる
R1 |
R2 |
C1 |
クロック(555 3pin) |
---|---|---|---|
8K | 200K | 0.0022μF | 3.384KHz |
8K | 200K | 470pF | 14KHz |
8K | 100K | 470pF | 26KHz |
8K | 100K | 0.0022μF | 6.51KHz |
8K | 100K | 0.001μF | 13KHz |
8K | 66K | 0.001μF | 19KHz |
さくっと組み立て(最終ではない)
丁度良いので2つのオシロスコープ(キット)でポイントを比較してみた
①555の6ピン
双方とも変わらず
②555の3ピン(FETへの出力)
解像度が低いからか?方形波に見える
③デサルフェータの出力(バッテリ接続端子)
双方とも1MHzサンプル帯域250KHz(実質以下)程度では厳しい
(続く)