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室外設置用マグネチックループアンテナの改良

前回作製した(アルミパイプ使用の)改良マグネチックループアンテナが落ち着いたので室外設置用マグネチックループアンテナの作製に取り掛かった

当初,電材を用いて直径1mのループ(エレメント3m)にするつもりだったのだが,ループ補助に使用する予定のPF菅では固さの関係で1mは厳しそうなことが判明

補強材を十字やクロスで追加すれば良さそうに思えるが風の影響が心配で,風量による強度確認するのも手間なので他の方法を考えた結果2重ループ(エレメント4m)にすることにした

エレメントが2重になっても遜色ないことは確認,またエレメント間に隙間が必要かと思いPF菅も2重にすることを考えていたが,これも気にするほどではないことを確認(PF菅は1重で済むので風の影響も増加しない)

設計1

アルミパイプ版と同じ構成では意味ないしつまらないのでエレメントから直接トランス(トロイダルコイル)を通して給電することにした

MLA構成1.png

トロイダルコイル(FT82 #43使用)は24T:2T

IMG_20230514_145030.jpg

電材のボックス,PF菅,VE菅を利用して骨組みを構成

IMG_20230514_162900.jpg

エレメントはKIV3.5sqを使用

線はPF菅(間に上部ボックス)に2本線を通しどこかでクロスされている

線端の4点は下部ボックス内でボルトで止め上側は導通(もしくはコンデンサで補正)させ下側は給電トランスへ

IMG_20230514_172613.jpg

測定器でインダクタンスを計測してみると約1mHって,でかい・・・あっと当然か

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nanoVNAで見てみると124MHzで同調が深い

IMG_20230515_105050.jpg

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1mHでは計算上でも1~50MHzの範囲を調整することができないので先にインダクタンスの調整が必要

実際に使用してみて7-10MHzあたりはほとんど受信できないし,この構成は調整が大変そうなので没とした

設計2

Max.200~400pF位で7MHzを同調させたいのでインダクタンスは10μH位が望ましい

今度はインダクタンスが最小となるようエレメントをトロイダルコイルに通すだけ(1T)にした

MLA構成2.png

給電側は7T(参考:http://ja1xrq.g.dgdg.jp/MLA/MLA.html

手持ちに太い線が無かったのでボルト間のみ5.5sqにしてトロイダルコイルを(FT50 #43)に変更(8Dの同軸でもあれば良かったのだが)

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ボックス内にはトロイダルコイルが小さくなったため空きスペースが多く取れるように配置

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インダクタンスを計測してみると理想的な12μH

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自作計測器でも測定し7.1μHなのを確認

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nanoVNAでは何故か平坦(大丈夫なのか?)

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複数個のコンデンサを繋いでみて同調周波数を確認すると,220pF:3.54MHz ~ 5pF:10.53MHzとなった

47pFを接続して7MHzを受信できたのでこの構成で進めていくことに決定

同調回路

同調にはバリキャップ(可変容量ダイオード)を使用することを考えていて1SV149(1V:483.5~495.6pF)もしくは相当品が必要なのだが既に入手が厳しい

日本でも入手できない訳ではないようだが送料など含めると高価な買い物になるのでAliexpressで注文(10本で送料込み¥360)

以下の様に基盤を置き部品を実装する予定

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バリキャップが届くまで暫くかかるので操作や電源確保手段の検討とアンテナは7MHz固定として試用してみようかと考えている

(追加があれば下側に同じボックスを追加できるのでスペースはまだ確保できる)

設置用器具

試用するにしても設置用の部材がいるので裏面にUボルトを取り付けた

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7MHzに合わせるために60pFのトリマーコンデンサを銅線で引っ掛ける程度にするため準備

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接続して調整

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アルミパイプ版と比べてみて遜色ないようだ

後は防水対策を施し設置予定

試用

防水用のコーキングができたので設置してHDSDRにて試用受信

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前作と比べてみると7MHzでの受信感度は上がった

HDSDRにて受信強度が7MHz(±100kHz)を中心に向上しているのが判る

WS20230520_001.png

Mozilla FirefoxではNHKプラスを再生できない件

  • 2023/05/15 09:53
  • カテゴリー:通信

タイトルのとおりだが拙者が利用しているFirefoxでNHKプラスを観ることができない(ユーザ登録した時は利用できたがね)

対応しているのは「Edge」「Chrome」「Safari」で,結局MicrosoftかAppleのOS添付のブラウザでないと駄目ってこと

とりあえずChromeはマルチプラットフォームなんでFirefoxの代用になるとは思うが,Firefoxが他の映像配信で使えないところはないので酷いことだ

尚,NHKは「推奨のブラウザ(Microsoft Edge・Google Chrome・Safariの最新版)」を使えと歌っている

・・・

現状Firefox以外使用するつもりはないのでNHKに対応してくれと要望してみた

(NHKが要望を聴くはずもなく無視だろと思っていたら以下のとおりそれなりの回答だけはあった)

お問い合わせいただきましたFirefoxの件、NHKプラスのみでなくNHKのインターネットサービス全体として動作環境としていないのが現状となります。

理由として、ブラウザに依存するDRM(デジタル著作権管理)等の機能や、FireFoxのみ解釈の異なる機能が存在しており、不具合が発生する可能性があり、動作の担保が難しい状況がございます。
ただFirefoxで発生する不具合についても、対応可能な場合は随時対応を行っておりますが、中には対応が難しいものもあり、全てのサービスにおいて動作確認は出来ておりません。

上記により、NHKとしてFirefoxを動作環境に含めていない旨、何卒ご理解いただけますと幸いです。

拙者はMosaicからブラウザを利用しているが,正統派ブラウザはNetscapeを経由して「Firefox」「Safari」「Opera」(のちにChromeも入るかな)と考えている

Microsoftは時代に乗ってシェアを独占したことを良いことに独自にHTMLの仕様を策定しめちゃくちゃにした経緯がある(勝手な振る舞いは止めたようだけど)→ このあたりはIBM-AT互換機のPCしか知らない方には理解できないだろう

なんにしろFirefox以外使うつもりがないのでNHKプラスは使えないってことになるが,2002年以降TVというメディアにまったく関心を無くした拙者には0.27%程度の被害でしかない

ところでNHKがネットでどのくらいの影響を持つかは不明だがNHKプラスのように利用できるブラウザを限定するとネットにおける自由度を失うだけでなく(狙いが定めやすいから)セキュリティ的に危ないじゃないかな

室外LANケーブルダクトの設置

NOAA受信のため室外に配線していたLANケーブルが熱や紫外線でボロボロにならないか気にしていたのがようやく解決した(被覆がポリ塩化ビニルだと思うがポリエチレンだと駄目)

丁度良いサイズのケーブルダクトが思いつかなかったためでコーナンで良さそうな物はないかと探していたところ発見

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なんてことはないエアコンのドレンホースだったのだが,これがLANケーブルを通すダクトとして大きさ(太さ),配置時の柔軟さが絶妙なのである(例えばCD管やPF菅だと固すぎる)

LANのコネクタ部分が通るか心配だったが,針金を使いダクトを真っ直ぐにすれば何とか通すことができた

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ケーブルタイで止めて完了

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これから日差しが強くなるので早めに対応できて良かった

 

車の水垢取り洗車を試す

  • 2023/05/10 12:03
  • カテゴリー:

かなり前から車の水垢が気になっていたが,洗車場での自動洗車では何を選択しても落ちることはなかった

そこでYouTubeで良さそうな方法を参考にし,まずはボンネットで試してみることにした

実施前

ボンネットの状態(水洗いのみ洗車後,右が部分拡大した写真)

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洗剤はこの「水アカシャンプー」でYouTubeで知りえた使用の際のポイントは以下のとおり

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  • 乾燥した状態で塗る
  • なるべく乾く前の3分後位に水洗いする
  • 1回では薬品が取れないので「水で流す+拭き取る」を何度か繰り返す(薬品が残っている状態で水を掛けると水がべっとり付いて流れ落ち難い → 取れると流れる)
  • アルカリ性の洗剤なので後で弱酸性であるワックス(例えば以下)を使うと中和される

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実施後

洗剤は乾燥した状態で塗るのが良いのだが,車体が汚れていたので水洗いのみ洗車してから実施

結果は綺麗に取れてピッカピカになった(一目瞭然)

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尚,「水アカシャンプー」の匂いは強力だった

今回の試行で十分であることが判ったので後日全体的に実施することにする

ドア部は垂直だからか問題ないのだがルーフが酷い

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まずは見えない部分なので気にならないがやっぱ愛車なので綺麗にしたい

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